今日、ご紹介する30代中盤の女性は、お申込の時からとても丁寧な概要をご送付くださいました。
もともとファッションが好きで、好き嫌いははっきりしている性格だったものの、この数年、少し自分らしさを失い、
どのようにふるまってよいのかがわからなくなってきた、ということでした。
「心理学に基づくパーソナルデザインとパーソナルアクションの理論は、単にアピアランスだけの自己表現を教えてくれるのではなく、
自分の奥深いところと対峙して、自分自身を受け止めるところに意義があるのかなと感じて、とても心惹かれました。
それで、思い切ってマチュアリズムさんの扉を叩いてみようと決心しました」
ということで、私自身もお会いするのをとても楽しみにしておりました。
自分らしさとは何か?をずっと模索してきました
36歳というMさんは、すらりとした女性らしいボディの持ち主で、静けさと情熱が同居しているような奥行きを感じさせる女性でした。
ナチュラルなメイクとシンプルなファッションですが、全てがさりげなく肩にかかるゆるやかなウェーブの髪が雰囲気にとても合っていて『ナチュラル』な魅力を感じさせました。
信仰深さという、どこか神秘的な魅力を秘めていて、凛とした強さと容易に傷つきやすい内面がうすいベール一枚でつながっているような、そんな危うさを感じさせる女性でした。
ステレオタイプのわかりやすい『ワイルド』タイプとは少々持ち味が違うのですが、先天的には非常に大らかで野性味のある個性の持ち主であることを感じさせました。
もともと、好き嫌いがはっきりして自分自身を強く持っている方だったのですが、20代の終わり頃からある人間関係がきっかけですっかり自信をなくしてしまった・・・というご経験をお持ちでした。この経験が教えてくれるものは何か、ということが腑に落ちると、いつの日か自身が成長していることに気付くようになります。
Mさんがセッションに訪れたのは、ちょうどそうした転機の時だったのだと思います。
3週間後に届いたM様のご感想です
先日のカウンセリングからもう1ヶ月近く経つのですね。
あれから、私の中でいろいろな風が吹いて、今まで感じたことのなかった前向きな感情がつぎつぎに生まれました。
今は、その感情に動かされるまま、日々新たな冒険を楽しんでいます。
たとえば、こんな冒険です。
自分の行きたいところに行く
自分の会いたい人に会いに行く
自分のやりたいことをやり尽くす
どれも、心から願っていたのに今までやろうとしてもできなかったこと、ネガティブな感情が邪魔をして到達することができなかった境地です。
西尾先生のカウンセリングで自分の実像を捉え直し、受け入れることにより、等身大の素直な自分に出会うことができたように思います。
本当に感謝しています。
◆受講にいたるきっかけ
きっかけは HPにあった「キャラ立ち」という言葉でした。
とくに珍しい言葉というわけではないのになぜか強く心惹かれたのは、ちょうどその頃、自分が一体どんな人間だったのか完全に見失っていたからです。
20代の後半に支配的な関係を築きたがる人との関わりに苦しんだことがきっかけで、自分は人間関係をうまく築けない人間なのかもしれない、
年齢の近い同性たちに「え~、◯◯ってヘン~笑」と何気なく言われるだけで、決して彼女たちに悪気はないとわかっているのに容易に傷つくようになりました。
傷つくのが怖くて人と関わることすら嫌になったり、泣いたり、鬱っぽい状況が何ヶ月も続いたり、少し良くなったと思ったらまた傷ついて鬱をぶり返したり・・・
もしかしたら私はただ単なるわがままで自分勝手で人のことを顧みない人間なのかもしれない
そういえば貪欲だと言われたこともある(それは学習意欲が旺盛だという意味だったようですが、貪欲という言葉から想起されるのはネガティブなイメージでした)
それで思い出しました、私は小学校時代、同級生たちとも先生たちともうまく折り合うことができなくて、一時期不登校になったこともあるのです。
何かのコミュニティに属すれば、どこへ行ってもなぜか私を毛嫌いする人がいる
自分にとっての砦であるはずの家族(特に両親)ですら、私に苛ついて厳しい言葉を投げかけることも多々あった
一体自分の何が、それほど人を刺激してしまうんだろう?
この悩みが長年私を苦しめていたし、なんとか世の中に適合しなくては、と自分で自分の心と行動をきつく縛っていたのだと思います。
◆受講したカウンセリング内容
パーソナルデザイン分析・パーソナルアクション分析
◯診断されたパーソナルデザイン:
メイン『ワイルド ミラノマダム』
サブ「クール」「ナチュラル」「ロマンス」がちょっとずつ
◯キーワード:
・神秘的な
・スポーティ
・飾り気のない
・わずかに甘さがある
・日本人離れしている
◆カウンセリング後に感じた変化
西尾先生の穏やかで優しい声がここちよくて、考えを邪魔しないよう投げかけられる質問がとても的確でした。
先生の質問に答えているうちに、自分の中で考えがぐるぐると回って整理されていくのを感じました。
それは、なんだか心の中のコリ・詰まりが溶けて、一気に流れていくような感じでした。
きっと、外に吐き出すことなく自分の中に溜め込んでいた感情のいろいろを、本当は誰かと共有したかったのでしょう。
パーソナルデザインもパーソナルアクションも、私の場合どちらも『ワイルド』でした。
でも、複数のサブタイプも含まれているとのことで、なんだか色々と入り混じったタイプのようでした。
しかし、その診断結果はとても腑に落ちて「そう、わたしは変!でもそれでいい」と自信を持って開き直れるようになったのです。
自分の捉えどころのなさ、色々入り混じり加減こそが個性であり、キャラクターなんだと。
そう考えが至ってからは、自分のことが少し愛おしく感じられるようになりました。
それまでは、自分のことを信用できず、夫にも「わたしはあなたのことを自分なんかよりよっぽど信頼しているよ」と常々語るほどだったのに!
これはすごい変化です。
また、自分がクリスチャンであることで、人と違うことを恥ずかしく思う気持ちもどこかに常にあったと思うのですが、
むしろそれが自分の感情と行動のバックボーンであることを再確認しました。
聖書の中に、“自分を愛するのと同じように他の人を愛しなさい” という言葉があります。
自分を少し愛おしむ事ができてからは、おそらく色々な色が自分とは違う比率で入り混じっているのであろう
他の人々のことも、なんだか前よりももっと愛おしい気持ちになりました。
こうした変化はすでに素晴らしいものですが、きっとまだ序章に過ぎなくて、もっと考えを深めていけるものだと思います。
”今自分にやれる限りのことをやり、人の反応を恐れない“ このマインドで、これからの時間を有意義に生きていきたいと思います。
西尾先生、本当にありがとうございました! (30代・女性・自営業)
万人から好かれようとしなくていいんです
とても分かりやすく、丁寧で詳細なご感想をいただきまして、とても感謝しております。M様には、大きな気づきがありましたね。受講後、きちんと内容を整理され、ご自身のキーワードまで挙げて下さいました。何よりも「これが私なんだ!」と理解することで、紐解くように色々な謎が解け、その結果として「自分のことが愛おしく感じられるようになる」というところが重要なポイントです。
人は、自分以外の他者のことで常に頭が一杯です。あの人とうまくいかない、あの人が邪魔だ、なぜ、あの人は私に冷たく当たるのだろう、あの人が私を好きになってくれたら・・・etc.
しかし、よく考えてみると一生つきあっていかなければいけないのは自分自身なのです。「自分の顔、身体、性格を含めた自分自身」とは、一生縁を切ることはできません。もし自分自身を受け入れることができなかったら・・・?大嫌いだったら・・・?その後の人生はつらいものになってしまいます。
ですから「自分のことを愛おしくなってきた」という変化は非常に喜ばしいことなのです。カウンセリングで最も重要に扱っているのもこの部分です。
万人から好かれるよりも重要なのは、自分自身を好きになることなのです。どうしたら自分のことを認められるようになるのか、好きになることができるのか___常に自分自身にフォーカスをしていきます。すると、不思議なほどに他者のこともよく見えるようになってくるのです。
M様の変化は本当に喜ばしく、今後の人生は確実に変わっていくでしょう。これこそがセッションの大きなメリットです。「パーソナルデザイン」を知ることで個性を知り、さらに「パーソナルアクション」で他者へアウトプットする魅せ方を知る。すると確実に人生は変わっていきます。