非日常というドラマ性を求めるのは人間の性
当サロン、HPの中で最もアクセス数の多い記事は下記のものになります。
「パーソナルデザイン」の影と月星座___「月の欠損を理解する」
「占星術」の「月の欠損」理論について、多くの方々が関心を寄せているのがわかります。
そこで、「パーソナルデザイン」の光と影を絡めて、
「パーソナルデザイン」の影と「月星座」シリーズの連載を始めたいと思いました。
第2回目は非日常性を求めやすいタイプの光と影について、じっくりと語ってゆきます。
Vol.1はコチラから。
希望が叶うと幸せだと思うのが人間の性
私たちが幸せを味わう時はどういう時かを考えてみると、たいていの場合、「何らかの希望が叶った時」に幸福感を味わいます。夢や希望がたくさんあることは一般的には良いことと思われていますが、同時に苦しみも生むということになります。大それた夢や、多くの希望の全てが叶うことはなかなかないですからね。すぐに叶うこと、すでに手に入れていることに関して、人は当たり前だと思っていますから、そこに大きな幸福を感じることはあまりありません。これはかなりジレンマではないでしょうか。私たちは幸福になるために、多くの希望を持たなければいけないのでしょうか。
人間は生きている限り刺激を求めている
ある人にとっての最大の幸福は「自立して仕事で成功する事」だとします。すると、その人はその夢に向かって必死に頑張ることで喜びを得る代わりに同時に苦しみを味わいます。また、ある人にとっての最大の幸福は「大好きな人と結婚して生涯仲良く暮らすこと」だとします。その人は結婚した時に最大の喜びを感じますが、その後、日常生活を長く過ごしていく過程におそらく退屈だと思うようになるでしょう。
このように、私たちの人生を因数分解してみると「生きる」ことは、五感+意識で刺激を受け続けること、ということになります。生命体は一時もじっとしていることがありません。じっとしているようでいて常に揺らいでいます。私たちの意識も同じように、一時も無の状態でいることはありません。常に意識が生まれているのです。それが生きるということであり、私たちは刺激がないと生きることができないということなのです。
ドラマを過度に求めてしまいやすい3つのタイプ
『ワイルド』タイプは華やかなドラマティックさを求める
以前、『ワイルド』タイプのお客様が人からよく言われてきた形容詞についてお話下さいました。わかりやすいのでご紹介します。
・強そう、怖そう、壁がある、きつそう
・派手、遊んでいそう、お酒超好きそう、未成年からタバコ吸っていそう
・友達多そう、男友達のほうが多そう
・オタクには見えない、クラブとかで遊んできたタイプ
・サバサバしてそう、姉さんぽい、タフそう
・海外でモテそう
・しっかりしてる、大人
典型的な『ワイルド』タイプの外見から持たれやすい印象です。サブタイプに何がプラスになるかで印象は変わりますが、総じて『ワイルド』タイプの印象はアネゴっぽく強そうなハンサムウーマンでありながら、熟成したワインのように深い女っぷりのよさが特徴です。
ボディの印象が特徴ですから、特にキャラ立ちしたタイプになると、10代後半くらいから「ダンサー」や「シンガー」、「舞台女優」などを目指す傾向にあります。身体性を生かす表現を好むので、目立つタイプでありクラス委員などに推薦されたり年下の女性から慕われたりします。
総じて、閉鎖的な日本社会では生きにくく、会社(職場)と家庭以外に自分を表現できる「サードプレイス」を必要とします。日本を飛び出して海外に居場所を求めるタイプも多いです。
強い信念で唯一無二の人生にする『アヴァンギャルド』タイプ
『アヴァンギャルド』タイプは、おそらく日本で生きる上で最も生きにくいタイプと言えます。江戸時代の日本であれば「宵越しの金は持たねぇ」という親分肌のキップのよいリーダータイプの中に、この要素を見つけることができたかもしれません。
しかし、日本に根付いている様々な美学やことわざは、(例:以心伝心、秘すれば花、出る杭は打たれる、能ある鷹は爪を隠す、石の上にも三年、縁の下の力持ち、朱に交われば赤くなる、命あっての物種・・・etc.)はことごとく『アヴァンギャルド』タイプとベクトルが逆方向になります。
生まれてきた時に自分で決めてきたシナリオがある、という前提でお話します。『アヴァンギャルド』タイプは、戦士であり自分という世界の中の一国の主(あるじ)です。最初から安穏とした平和な人生を送ろうなどとは思っていません。自分の中に生きる情熱の火が必要であり、それは往々にして社会に対する怒りや強い問題意識として現れます。
自身で決めたミッションのためなら、身の危険を顧みず炎の中に飛び込むような確固たる意志があります。戦場カメラマン、ジャーナリスト、自ら僻地に赴く医師、といった職業に就く可能性があります。単身、海外に飛び自らの可能性を開くアーティストといった生き方を選ぶのもこのタイプです。リスクがなければ生きている実感を持てない、という志向性のため、反社会的な活動に身を投じるといった危険性もはらんでいます。
『ロマンス』タイプは、顔、身体といった外見に特徴が現れるのではなく、その雰囲気にある共通点があります。「陰と陽」では【陰】、「太陽と月」では【月】、「昼と夜」では【夜】、「爽やかさ」はなく、「アンニュイ」な雰囲気を醸し出しています。「喜怒哀楽」といった感情では【哀しみ】に最も惹かれる性質があるので、世界を捉える視点は悲観的で厭世観に囚われやすいといった性質になります。
「恋愛体質」、「男性からモテる」人を『ロマンス』タイプと思っている方が多いようですが、必ずしもその解釈は正しくありません。
厭世観という感覚がどこから生まれるかと言えば、この現実に生きる意味が見いだせない、という虚しさが根底にあります。それを解消するには、この世では「芸術」に身を捧げ昇華させるか、人生を「哲学」的視点でとらえるか、「恋愛」しかなくなります。「芸術」と「哲学」に関しては素質というものが必要になりますので、誰にでも可能性が開かれているものとして、結果的に「恋愛」を繰り返すことになり、周囲からも本人も「恋愛体質」だと思うようになります。
『ロマンス』タイプにとって「恋愛」は常に生きるために切実なものになります。恋愛そのものが好き、ときめきたい・・・といった「金星」的な楽しみとして「恋愛」をとらえているわけではなくその思いは切実なので苦しみやすいのですが、それこそが生きる実感となります。非日常と恋愛感情が結びつくため、人に騙されやすいという特徴があります。
魚座の支配星『海王星』の意識と投影
「魚座」、その支配星「海王星」と非日常の意識
12星座の最後の星座である「魚座」は、あらゆる境界を越えていく性質を持ちます。他者との境界、この世とあの世の境界、次元の境界、意識と無意識の狭間____日常に、時折ぽかっと現れるブラックボックスのような闇を、私たちは上手にかわしながらこの現実世界を生きています。しかし、「魚座」の性質の強い人にはこの境界線が曖昧になりやすい。本質的に他者との関わりを自分から「切る」ことをしないのは、時空を超えた全体性を相手に見ているからであり、他者と自分の境界線が消えてしまう感覚を強く持っているからだと思うのです。
現実的なタイプである、と自負している人でも、人生長く生きていればふと現実感が薄れてしまった感覚を、あの時の自分はまるで自分じゃなかったみたいだ・・・と思うような感覚を持ったことがあるのではないでしょうか。
これは、「魚座」のあるハウスや、その支配星である「海王星」とのアスペクトなどを見ていくことで、ある程度、人生においてどのようにそれが現れやすいかを予想することが可能になります。
人間の一生とは、そもそも刺激を求めることが生きることであるわけですから、誰にとっても「過度に強い刺激を求める」ことにはリスクが伴います。中でも、非日常・ドラマティックを強く求める3つのタイプに関しては、その性質が強ければ強いほど、「光」と「影」のコントラストが強くなります。浮き沈みの激しい消耗しやすい人生となりやすいことを知っておく必要があるでしょう。
『ワイルド』タイプ__自分の身体性を生かしドラマティックに生きたいと強く願います。このタイプは、残り2タイプに比べると、身体性が強い分、現実をしっかりつかみやすく地に足の着いた生き方をしやすいです。大地の女神のイメージを自身の中心に備えると魅力が開花していきます。
『アヴァンギャルド』タイプ__リスクを伴う人生、刺激こそがモチベーションになるわけですから、多くの人が求める安定・安心こそが、非日常と感じられます。それこそが唯一無二の個性であることを自身がしっかり理解して、他者の共感を求めない唯我独尊的な生き方こそが魅力になる人です。
『ロマンス』タイプ__他者との関係性の中に埋没する性質は、「魚座」、「蠍座」的な要素と言えます。また、非日常性が自身の思い込みによって恋する相手に投影しやすいため、恋愛に落ちている時に幻影を見ている可能性があることに注意が必要です。(➡海王星の幻影と同化しやすい)
快感という刺激を求め続ける___「月」に捕まり、幻影を生きている
人気者になりたい・・・という欲望が肥大している
「月」の幻影を抜ける___言葉は理解できても、実際はどういう意味なのか、どうしたらよいのかがわからない、と思われている方は多いかと思います。
宇宙と地球、私たちの住む世界、現代は全てフラクタル(相似形)の構造となっています。「月の欠損」理論は、占星術としては私たちの才能やパーソナリティの部分で捉えられますが、同時に「月」というこの怪しげで美しい天体自体が幻想とも言えるわけです。
「月」はもっとも次元が低く現実的に意識しやすい天体であり、「月」とはこの世における「人気者」を指します。現代は「誰もが成功者」になりたがっている時代ですが、その成功を紐解いていくと「人気者を目指している」ということが言えると思います。
人気者になりたい、人から注目されたい、嫌われたくない___それは、社会的な存在である人間にとって当然だと私たちは思わされています。
しかし、その動機は本当にあなた自身、あなたの内部から真に欲しているものでしょうか。私たちは刺激を求めている存在なので、人気を得る事と快感が強く結びついていることに気づく必要があります。何が何でも、人気者に見せたいという肥大な欲望そのものが「月」に囚われている、「月」の幻影の中にいるということになるのです。
お金がエネルギーであるように、人気というのは現象であり人々の想念であり、やはりエネルギーです。操作できるものではなく、あくまでも結果論なのです。人気は目指すものではなく結果論であると考えてみることが「月」を抜けるスタートとなります。
「月」にとらわれず、本来の「使命」に挑戦する人生へ・・・
居心地のよさが「月」、困難を克服・挑戦する生き方が「使命」
人は何のために生まれてくるのでしょうか___その前提として誰もが「課題」を持って生まれてくる、ということを知らねばなりません。「本来のあなたで生きればよい」という耳障りのよい言葉はネット上はもちろん、現実的にもそこら中に溢れています。本来のあなた・・・と言うのがいわゆる「月星座」のあなたであり、努力せずに獲得した性質です。厄介なことに、その性質が本来の私だと人は思い込むため、その思いは成長するに従って強化されます。それがいつしか信念となり、容易には崩せない自己イメージになっていきます。
「月にとらわれると狂気に陥る」___ルナティックという言葉の本当の意味はそういうことだったのです。月の幻影に魅せられると道を踏み外し、本来生まれてきた「使命」にたどり着けないまま、輪廻を繰り返すことになりかねません。
心理学でも同じような考え方は多々ありますが、この「月の欠損」は非常にわかりやすく、しかも誰にでも必ず当てはまる理論になります。人は生まれた時、必ず持ちえない才能を持って生まれてきます。それが欲しくてたまらない、と本人は思いつめるのですが、努力しても決して手に入らない才能になります。それをしっかり理解することで、人生の「使命」に向かいやすくなるのです。
この理論は、リピーター様向けのセッションである、人生の使命にアプローチ「占星術」×「パーソナルアクション®」で取り入れながら、「使命」について考察していきます。
新規のセッションにも「月の欠損」理論を取り入れて行っております。新規の方は下記画像をクリックすると詳細に飛びます。↓
当サロンのセッションはすべてカウンセリングによる「パーソナルデザイン」を重視しています。
最初にお申込になる際に、迷うことがあるかもしれません。そういった時に簡単な基準を下記に示しておきます。
パーソナルスタイリング
◆「パーソナルカラー」を知りたい、ベスト色を知りたい、と思われたらこちらのコースがおすすめです。「パーソナルカラー」診断の入っているトータルな入門コースが「パーソナルスタイリング」です。
「顔相」から見たメイクポイント、メイクアドバイス、似合うアイシャドウやチーク、リップのお色のアドバイスなども含みます。似合うファッションの形、柄など、具体的なアドバイスが欲しいという方にもお勧めのコースです。
◆アラフォー世代以降のマチュアな女性におすすめのコースが、「アラフォー世代からのパーソナルスタイリング・魅力フルコース」です。パーソナリティ診断からお似合いの香りアドバイス、嬉しいヘアフレグランススプレー付き!
「パーソナルデザイン+パーソナルアクション®」コンサルティング
◆「パーソナルデザイン+パーソナルアクション®」コンサルティング は、当サロンのオリジナルであり、他所で受けることのできない特別なセッションです。
パーソナルデザインとは・・・個人の持ち味、個性、魅力について、その人の外見印象、背景印象から診断していくものになります。結果として似合うファッションを知ることができますが、「顔タイプ」診断、「骨格診断」のように、似合うファッションを知ることがゴールではありません。
他者から客観的にどう見えるのかを知り、自身の持ち味を生かしたい、最も魅力的に見える個性を生かした装いを知りたい、という方に大変喜ばれています。
このコースは「パーソナルデザイン」に特化したセッションのため、「襟の形や特定の柄が似合うかを知りたい」など、具体的なアイテムを知りたいという方にはあまり向いていません。
カウンセリング形式のセッションとなっており、自己開示をされる方ほど深いセッションになります。つまり、より多くの情報を得ることができるということです。
パーソナルアクション®とは・・・当サロンでは、「パーソナルアクション®」とセットで「パーソナルデザイン」を見ていきます。多くの人たちが自身の個性を把握しておらず、「売り」がどこにあるのかを知らないでいます。「パーソナルアクション®」とは、その「売り」を見つけていくセッションだと言えます。
その人の置かれている環境、志向性、内面にある思いなどを深く探っていくと、大事にしている価値観というものが浮かんできます。そこの部分こそ「その人らしさ」、「個性」となるものです。そこを知らなければ、表現することすらできません。
「パーソナルデザイン」で外側に現れている部分は本で言えば「表紙」であり、その「表紙」で本当によいのか、ベストな自身を表現しているのか、他者からの印象などをより深く知ることが「パーソナルアクション®」であると言えます。
※さらに深く学びたい方におすすめのコースは「パーソナルデザイン・コンシェルジュ養成講座」です。2日間でコンパクトに学べるおすすめコース!修了書を発行します。
東京でパーソナルデザインをお考えなら当サロンをお試しください
店舗名 | マチュアリズム |
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住所 | 東京都港区港南2-12-28 |
電話番号 | 080-3466-5325 |
営業時間 | 11:00 22:00(完全予約制) |
定休日 | 不定休 |
最寄駅 | 品川駅 |
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