自己イメージが変わることで『グレース』としての自信が生まれた!

ご紹介しますのは『グレース』タイプの50代女性(K様)です。

現代の若い女性と50代以降の女性のライフスタイルは(一般論ですが)、大きく異なります。

この世代の女性の多くは、結婚~出産の頃に会社員としての生活から一旦離れ、

専業主婦としての生活に入るという経験をしています。

その後の生き方は人それぞれですが、

以前いた会社に復帰する、という人は稀でしょう。

 

晩年の生き方に関しては、自由であるがゆえに難しい。

そんな日本の女性たちにも、ぜひ参考にしていただきたいと思います。

『ナチュラル』タイプと『グレース』タイプの狭間で・・・

 

 この世代の女性で多く見られるのが、『ナチュラル』タイプと『グレース』タイプの狭間で自分らしさを見失っているという状況です。

 これには理由があります。育児に忙しい間はどうしてもゆるっとしたスタイルになります。社会が専業主婦という生き方を容認していた時代には、子育てが優先されることが一般的な価値観でした。

 ところが、この20年ほどで時代は大きく変容しました。育児を終えた後半の人生、どのように過ごしていけばよいのか悩む方が増えています。

 自分らしく、生き生きと___そうしたスローガンのもと、何が自分らしさなのかが漠然としていて明確な答えはありません。

 家庭中心のライフスタイルになると、ファッション傾向は『ナチュラル』タイプに傾きますが、その人らしさが『ナチュラル』タイプにあるかどうかは別の話です。

 一例としては、「月・星座」が蟹座にある女性は基本的に家にいることが苦手なので、ガーデニングを趣味にしたりペットが生きがいにはなりにくい傾向にあります。

 K様の場合、セッションを進めていくうちに育った環境、もともとの自分らしさ、資質は『グレース』タイプであったことの記憶が次第に引き寄せられてきました。自分らしくないファッション、心底望むライフスタイルから遠くなっていることに気づくことになりました。「ずっと願っていて、やりたかったのだけれど勇気が出ない」ことで行動に移せなかったこと___それがモヤモヤしていた原因だったのです。

数日後、K様からご感想が届きました!

ここ何年か、自分自身の中で何かわからない不具合を感じていました。自分はこうしたい、こんな事をしてみたい・・・とやってはみるものの、どうも何かが違う。(根性や覚悟が足りないという事もあるのでしょうが・・・)

どうして上手くいかないのだろう?こんなんじゃないのに。自分はもっとこうなのに。言葉では上手く表せない何とも言えない感情が常にありました。

 

それは自分をもっと認めてほしいと思っているのか?自分はもっとできる人間なんだと評価されたいのか?考えても答えがわからず、時折「昔(子供が生まれる前)はこうだったのになあ。もっと自信に満ち溢れていた記憶があるけどなあ」__特別大きな仕事をしていたわけではありませんでしたが、なんとも情けない感情に覆われていました。

いつも消えないモヤモヤ感を、仕方がないと受け入れつついた時に、お世話になっている知人から「パーソナルデザイン」のお話しを聞いたのです。彼女もセッションを受けとても良かったと言っていました。

「パーソナルデザイン?アクション?」__どんな事なんだろうと興味もあり、また今のこのモヤモヤ感から抜け出せる何かきっかけになるかもしれないと思い申し込みをしました。

 

初めてお会いした先生の印象は、やわらかい雰囲気でありながらどこかミステリアスで・・・どきどきと緊張してしまいました。先生からの様々な問いかけに、初めは何だかとりとめのない、短い単語をつなげているだけでまとまりがなく、自分は何を言いたいのか自分自身がわからず、まったく脈略のない話しになっていたと思います。

 

着付け教室をやりたい。

パートでしている事務の仕事も嫌いではないけれど、やっぱり着付け教室はやってみたい。

でもなかなか一歩が踏み出せない状態。

自分は両親を(特に父を)とても尊敬している。この両親のもとに生まれ育った事を誇りに思っている。・・・本当によく訳のわからない内容です。

 

しかし段々と話しを進めていくうちに、自分の頭も整理されある方向に導かれるような感覚になっていきました。先生からは『グレース』という診断をいただきました。サブは『フェミニン』タイプ『グレース』である事がとてもおこがましいような気持になりましたが、自分はこうありたいと思っていたタイプでした。

独身の頃は服装も持ち物も気に入った良いものを持っていましたが、子育てをしていると、良いものより動きやすいもの、楽なものを選んでしまいます。仲良くなったお母さん方もナチュラルな雰囲気の方が多く、服装も持ち物もラフな感じでした。

その中で独身の時のようなきちっとした服装、ブランドのバックなどは、なんとなく浮いてしまうような気持ちもあり、自分も楽な服装、持ちやすいバック・・・に走ってしまったところもあります。(けっしてその方々が良いものを持っていないとか、きちんとしていないという事ではありません。)

清潔感は気をつけていましたが、楽な服装➔ゆるいだらっとしたシルエットになっていたような気がします。自分はこうありたいという心の中と、服装や雰囲気と、だんだんとずれが生じてきてしまったのかもしれません。

 

先生とお話しをして、自分の生まれ育った環境、両親への感謝の気持ち、父に対する尊敬の気持ち。自分の核となる部分を見直すことにより、『グレース』で良いんだ。『グレース』タイプである方が自分らしくいられるんだ。そういう気持ちになっていきました。

 

子ども達も徐々に手が離れ、少しずつ自分のスタイルを取り戻しても良いのではないか。家にいる時は少々楽な服装でも(笑)、外の世界に出る時は思い切り『グレース』でいよう。職場などで人と接する時も、自分にあった服装や身につけるもの(アクセサリーなど)一つで変わります。

周りの人たちに合わせる必要はない。『グレース』を貫こう➔自分を貫く。自分らしさ。

先生からアクセサリーや時計も品の良いものを身につけた方が良いというアドバイスをいただいたので、以前母から譲り受けていた指輪やネックレスを身につけたり、時計もアウトドア用からエルメス(元々持っていた)に変えてみました。

運動靴から少しヒールのある靴に。洋服もルーズにならないようシルエットに気をつけて。

不思議ですが、自然と気持ちもグレースになってくるような、自分のスタイルで堂々としていられるような気がします。

 

そして、一週間に一日だけでも着物を着て過ごしたり、自宅で着付け教室を始める準備をしてみよう。やりたい事をできる範囲で、少しずつでもやっていこう。

家族や周りの友人たちにとても恵まれて生活しているのに、贅沢なモヤモヤ感をいだいていた自分。核となる部分を改めて認識し、とても気持ちがすっきりとしました。

 

また、時間をおいて他のセッションも受けてみたいと思います。先生、その時はどうぞよろしくお願いいたします。本当にありがとうございました。メルマガも登録しました! (50代・K)

 

 

❖ K様、丁寧で読み応えのある感想をご送付いただきまして、本当にありがとうございました。

人生の後半は、ぜひ、本当にやりたいことを行動に移し、ご自身の想いを表現していってください。

また、再会できることを楽しみにしておりますね。

「風の時代」に『グレース』タイプを輝かせる生き方とは・・・

理性・論理・知性を中心にする「天王星」マインド

 「風の時代」に突入し、多くの人たちが「自由な時代がくる!」「ようやく個の時代、生きやすくなる!」と浮かれていますが、そう簡単に人々が上手にその波に乗って移行できるかどうか、懐疑的です。

 地球はすでに「水瓶座」に入っており、西暦で言えば4100年くらいまでこの「水瓶座」の時代は続きます。「水瓶座」のルーラー(支配星)は「天王星」。そして、これまでの時代は「魚座」にありました。「魚座」のルーラーは「海王星」です。

 日本という国の文化、風土、個性、特徴を紐解いていくと、「海王星」は非常に日本のイメージに近く、そして最も遠いのが「天王星」という惑星だと感じます。「風の時代」にすべての人が適応できるかどうか難しいと感じる理由は、ここにあります。

 『グレース』タイプの特徴の中には、「歴史・伝統を重んじる」、「階級社会的」、「アカデミックな世界観」というものがあります。こうしたキーワードは、フラットな社会である「風の時代」になると、どちらかと言えば優位性が薄くなります。「天王星」は、革新・革命を司る惑星ですから、古い価値観に縛られていると苦しくなる状況が出てきます。

 日本は、世界的に見ても特異性のある国で、西洋文化をそのまま取り入れてもうまくいきません。特に人間関係においては日本的な空気感が形成されており、これはそう簡単には変わらないと思います。しかし、新時代においては人のつながりは横へ横へと広がっていきます。世界と繋がっていきますので、日本的な「共感性」、「情緒的」な部分だけに寄りすぎていると、依存的になり苦しくなります。

 『グレース』タイプは、もともと固有の人間関係にどっぷり浸ることを好まない質であり、適度な距離感を保ちながら洗練された関係を築いていくスキルがあります。「風の時代」においては、血縁関係や社会的責任を中心にするのではなく、自分中心に生きがいを考えていく・・・そんなバランス感覚を取り入れて、軽やかに後半生を謳歌していただきたいと思います。