パーソナルデザイン『フェミニン』+『ロマンティック』しとやかさと甘さを強みに変えるために

『フェミニン』と『ロマンティック』を統合する

『フェミニン』タイプは、私たち日本で生まれた女性たちの持つ普遍的な女性らしさです。

甘い女性らしさを武器に、現代に生きるための行動力を加えたタイプが『ロマンティック』。

外見は似ているけれど、生き方が違う___

そうした特性を、どのように表現するのが最も自分らしいのでしょうか。

 

お客様(M様)と一緒にそれをどこまでも探求していきました。

外見印象・ボディ・内面の統合が大切です

フェミニン

グラマラスボディと可憐で女性らしい雰囲気というギャップの持ち主

M様とは、セッションの前に何度かメールでやり取りをさせて頂いておりました。何度か日程調整のため延期が重なり、このたびようやくお会いできることになりました。

とても小柄な方ですが、雰囲気は決して子供っぽいわけではなく、むしろ大人っぽくも見え、大変しっとりとした女性らしい方でした。

事前のヒアリングから、ボディがグラマラスで目立つので、異性からの視線が気になること、しかしそれを堂々と表現することに抵抗があることも伺っていました。

M様はボディだけで見るならば『ワイルド・エキゾチックセクシー』タイプなのですが、全体の印象は全く違います。とてもか細い消え入りそうな声でお話される様子は、『ワイルド』タイプからは大きく離れています。

「パーソナルデザイン」は『フェミニン』タイプですが、視覚的に見ると『フェミニン』タイプのファッションよりはむしろ『ロマンティック』タイプの方に寄せた方がお似合いなんですね。このように、ボディと全体から醸し出す雰囲気と内面にギャップがある場合にこそ、「パーソナルアクション®」の意識が重要になります。

M様から後日ご感想が届きました!

昨日はお時間をいただきまして、ありがとうございました!

まだまだお話ししていたいような、話足りないような、何だかそんな気持ちになりながら、昨日は帰路に着きました。帰りながら、そして、寝る前までセッションのことを思い出していました。

一先ず、お伺いしたいことやちょっとした感想をお伝えしたいと思い、メールさせていただきました。まずは、4時間とってもあっという間という印象でした!

西尾先生とお話ししていると、話が尽きない感覚になりました。当日は、先生のお話しをお伺いするのが楽しくて、スポンジのように全面的に受け入れる姿勢になってしまいましたが、一人帰路についた途端、「あぁ、あれは先生だったらどんな考えをお持ちだろうか?」とか「わたしが好きなものをお伝えしたら、先生はどう感じるだろうか?」とか、いろいろ聞いてみたいことが出てきてしまい(笑)きっと、もっと自由に時間をとれるならば、ずっとお話ししてしまうのだろうなぁ~と、ちょっと思いました。

わたしはこれまで、女性を前にすると、「目の前の女性を立てる感覚」を無意識に発動してしまって、まるで宝塚の男役のように振舞うクセがついてしまっていました。

それはそれで苦ではなかったのですけれど、“女性らしさ”をそのままに表現しながら、女性とお話しすることが苦手といいますか、ある種の怖さがあったのですが、とても不思議なのですけれど、西尾先生とお話ししたときは、そのままにお話しすることができたように思えて、それが一番安心した部分、「来て良かったな」と思えた部分でした。

 

「フェミニン」タイプも「ロマンスタイプも「Fragile」タイプも、本当は「演技でしているんじゃないか?」とどこかでじぶんを疑っていました。本当に長い間、男の子っぽく振舞うこと、いつでも闘えるような臨戦態勢状態だったことで、それこそが、本当のわたしだと思い込んでいたのだと思います。ちょっとがさつで、道化師のようにみんなを笑わせるようなタイプがわたしの資質だと思っていました。実際、ここ数年前まで、パンツスタイルが多かったです。

でも、いつからか?そういうじぶんじゃなくて、もっと女性らしい感じ、壇蜜さんのようなちょっと艶っぽいお姉さんになってみたくなって、真似をし始めたことがきっかけで、綺麗な色のスカートや花柄のワンピースを手に取るようになりましたし、靴も高めのヒールを履くようになりました。ただ、それも、あくまで「わたしのなかの憧れ」でしかなくて、無理して着させているのではないか?と疑っていました。思えば、パンツスタイルは母の趣味というか、母に買い与えられたものがそれだったので、そちらの方が馴染みがあったのかもしれません。

でも、先生の「背景が似合うはじぶんでは作れない」というお話しや、「過去赦されなかった資質」なんだと教えていただいたことで、「あぁ、疑っていたわたしが本当の資質だったんだ」と、納得することができています。(まだ完全ではないのですけれど・・・)

「守られたい」とか「こういう弱いわたしがいるんだ」ということは、きっと、他の女性からは「あざとさ」として感じられてしまうこともあるかもしれないですが、(実際にそう指摘されたことがあります)でも、自然と出てしまうのだから仕方ないって肚を括れたらいいなぁと思います。

 

わたし自身が母のコピーのように振舞っていたのかもしれません。気が強くて、男性にも堂々と意見するような女性・・・それは祖母も似たようなところがありますが、でも、2人を見ていると、「そうじゃない」って言ってるように感じるときがあるんです。

実際に、母も「わたしは好きになったら依存してしまうと思う」と言っていましたし、祖母は祖母で、可哀そうな自分を素直に出せなくて、歪んだ形で(被害妄想)として表現してしまっていたんです。それぞれに、それぞれの女性らしさを存分に発揮できていなかったのかもしれないな、そう、西尾先生とのセッションを通して、振り返ることができました。

本当はもっとゆっくりできたら良かったのですが、以前、ちょっとショックなことがあって東京に行くのが怖くなっていたので、すぐに帰ってこれるようにって身構えてしまっていました^^;今回の旅で、怖さは解消できたので、次回、またお会いするときはゆっくり時間を作って来たいと思っています。 (30代・女性・M)

M様、とても丁寧なご感想を頂きまして、ありがとうございました。胸の内がよくわかり、心に染み入りました。

ご感想の後も、何度かメールでご質問に答えるやり取りがありました。こちらでお答えしてみたいと思います。M様は、ガラス細工のように繊細な印象がありまして、「パーソナルアクション®」の『Fragile』タイプを思わせるところがありました。そのことについてご質問がありましたのでご紹介させていただきます。

わたしなりの解釈ですが、『fragile』の資質が、魅力になる人もいれば、ある意味「逃げ道」になってしまっている人もいて・・・わたしは後者だということなのだろうと思いました。

それは、少し残念といいますか、「欲しい」と思ってきたものが得られなかった寂しさに似たようなショックさを感じてしまいましたが、でも、それは表層部分のように捉えているわたしもいて、そのもっと奥深くの部分では、「安堵」を感じているような気がしています。

父性は求めても得られなかったですし、それはすごく寂しいことなのですけれど・・・でも、それを永遠と求めていては、本当の意味でのパートナーってできないと思うんです。一人の男性と女性として愛しあうには、やっぱりどこかのタイミングで「娘」で在ることから抜けていかなければ、健全な関係を築くことはできないのだろうと・・・ですから、先生にはっきりと仰っていただけて良かったです。ありがとうございます。

ただ、わたしのなかで「フェミニン」と混同してしまっている部分も多くあって、たとえば、専業主婦は、父性を求めた先にあるもののような位置づけになっていて、だから、「専業主婦になることが申し訳ないこと、いけないこと」のように感じられているというのもあるのかもしれません。その違いも、お伺いできたらと思っています。 (M)

 

 M様のおっしゃるように、『フェミニン』タイプには父性を求める潜在的な願望がある方が確かに多いです。安心して守られたい、という気持ちがあるのですね。外の社会への恐れや、様々な悪意に触れたり軋轢を起こしたりすることの不安感などが根底にあります。この思いが極端に強く出るのが『Fragile』タイプで、このタイプの場合は基本的に一人で生きていくことはできません。どんな人でも凹凸がありますが、特に大きな凹みがある場合、それを受け入れてくれるのは肉親や、保護してくれる人しかいない、ということになってくるわけです。

 M様の場合、本来の資質としての『Fragile』タイプではないので、「パーソナルアクション®」の『フェミニン』に光を当てて、影を生きないことがとても大事なことです。

 

 個人的には『Lively!』に惹かれているとおっしゃっていましたので、その後の意識の持ち方では、次第に雰囲気も変化してくると思います。数年後のM様にお会いすることがとても楽しみになりました。

4時間にわたる長時間でしたが、真摯に取りくんでいただき、また遠方よりお越しいただきましてとても感謝しております。 充実した時間を、本当にありがとうございました。またお会いできる日を楽しみにしております。