女性らしさを期待される『フェミニン』タイプの憂いとは?

『フェミニン』タイプは幻想を抱かれやすくストレスも多い

『フェミニン』タイプは、日本人女性の中で統計的には多いタイプですが、キャラ立ちしている人は、そう多くない、というのが現状です。

『フェミニン』タイプは、その優し気で上品な印象から、「良い奥さんになりそう」、「癒し系」、「受け止めてくれそう」という幻想を抱かれやすいのです。

意志を強く持ち、自立型のキャリアウーマンタイプの女性や、人生において成し遂げたいことがある、という女性にとって、

このステレオタイプ的な周囲からの期待は重荷になることがあります。

見えないプレッシャーに苦しんだり、期待に沿えない自分のことを内心攻めてしまったり・・・。

何かとストレスを感じやすいタイプであることも事実です。

 

今日、ご紹介するT様も、少なからずそうしたギャップを感じられていた1人です。

また、四国からお迎えする初めてのお客様でもあります。

 

素晴らしいご感想をいただいておりますので、最後までじっくりとご拝読くださいませ。

 

 

フェミニン

外見はソフトな『フェミニン』タイプ・内面は知的で冷静な『クール』タイプ

 30代・研究職に従事されているT様は、日本人女性の平均身長ですがすらりと細身で、とても女性らしい上品な雰囲気の方でした。大学院まで進学されたいわゆるリケジョ(理系女子)で、分析が得意な思考タイプなのは会話から伝わってきました。

 立場上、お顔出しがNGなのが実に残念な美女で、白石麻衣さんに似た面立ちのクールビューティーな方です。「パーソナルデザイン」として診断させていただくと『フェミニン』タイプではあるのですが、持ち味が「甘く柔らかなふんわりとした」タイプというよりは、「知的冷静なキャリアウーマン」タイプなのです。

 「研究を愛する」と、ご自身でもおっしゃっているT様の内面(パーソナリティ)は『クール』タイプなのです。これは、T様が「魅せ方の法則*パーソナルアクション」セッションを同日セットでお申込されたからこそ可能な診断でした。

 幼少の頃から、ご両親に「きちんとしなさい」と厳しくしつけられた方がこのタイプには多いのですが、T様も「人様に迷惑をかけてはいけない」、「品よくしなさい」と言われてきたと言います。品の良さはコンサバティブにつながり正統派で上品な持ち味が『フェミニン』タイプの真骨頂です。しかし、T様のようなキャリアウーマンの女性にとって、そのステレオタイプの周囲からの期待は、時に重荷に感じられることもあります。

 

T様から後日頂きましたご感想です

お世話になっております。資料をお送りいただきありがとうございました。

早速じっくり読ませていただきました。

実は先日髪を切ったのですが、おすすめのセミロングとほぼそっくりそのままだったので、思わず笑ってしまいました。

 

また、自分なりに考えて購入した秋物とおすすめアイテムのほぼ9割が色も形もかぶっており、

あら私って意外と応用力があると自画自賛しておりました。

 

それはさておき、第三者に自分のイメージと内面を診断してもらうというのは、

私にとっては大きなチャレンジの一つでした。

 

少しでも人に感情を悟られたり、個人的なことを話すことはNGという教育方針だったこともあり、

大げさでなく自己開示イコール今までの自己否定だったことは否めません。

 

それでも思いきれたのは、第三者の意見というのは、どんなに小さな意見であっても

事態を大きく打開することがあるという実験上(笑)の経験則からでした。

 

結果どうだったかというと、予想どおりだった部分と思いがけなかった部分と半々でした。

PDのフェミニン・グレースは想定内、PAのクールは全くの想定外、はてこれからどうしよう?

帰りの飛行機の中で、このコンビネーションをどう自分に落とし込むかが課題となりました。

 

ブログでもたびたびお書きになられているように、フェミニンタイプのギャップという悩みは

そういえば私にもあったのでした。

 

「こんな人と思わなかった。」「癒し系だと思っていたのに。」「意外ときついね。」

私は私なだけなのに、なぜか周囲とかみ合わない、挙句に人に敬遠されることがとても多く

よくわからないけれど、自分は性格が悪いに違いないと思い込んでいたのです。

 

ですがPAの説明を伺って、それが単なる個性だったことが分かりました。

人様の言葉にしても、シトロンの花咲く南の国と思っていたのに、南は南でも南極で

ブリザードにあったとしたら、それは文句も言いたくなるだろうと腑に落ちたのでした。

 

同時に違和感を持っていたファッションについても、悩みは半分解決しました。

(半分というのは、人生が続く限り悩みは出てくるものと思うからです。)

パーソナルカラーも骨格診断も一生ものと謳われています。ですが似合うものは確実に変化します。

その理由は単なる加齢なのかなと思っていたのですが、どうやら違うのですね。

 

10代、20代の内は、圧倒的な若さというフィルターで、ある程度隠されていた内面が、徐々にそして

確実に姿形に反映され、パーソナルカラーや骨格を凌駕するほどになってしまうということですよね。

恐ろしいことですが、ありがたいことです。なりたい自分に必ずなれるということですから。

 

お話したように、私は実験を愛していますが、ディアーヌ・ド・ポワティエやポンパドゥール夫人も

好きです。

 

二人ともフランス史に名を残す女性ですが、その美貌だけでなく高い教養や危機を乗り切る冷静な判断力にも、

子供の頃から強い魅力を感じていました。

 

彼女たちは、時に冷徹ともいえる頭脳の働きを一人はルネサンスの典雅さに、もう一人はロココの

華麗な衣装に包み隠して時代を乗り切った女性でした。

 

彼女たちと自分を同列に置くことはおこがましいのですが、私もフェミニンという猫をかぶりつつ

クールに自分らしいスタイルを作っていきたいと考えています。

 

ようやく自分を責めることを止めることができ、初めて自信というものを持つことができました。

私の人生を変えてくださって、ありがとう存じました。

 

まとまりのない文章で恐縮ですが、取り急ぎお礼申し上げます。

遠方のため、すぐには伺うことがかないませんが、四国にお越しの際はぜひお声がけください。

またお目にかかる日を楽しみにしております。(30代・研究職)

さすがに知的、分析派のT様!頂いたご感想を読んで頭の回転の速さといい、内面のギャップを理解された後の行動といい、やはり『クール』だなぁと感心いたしました(*^^*)。「ご自身の持ち味・個性として生かす」という選択をされ、歩き始めているT様。心よりこれからも応援させていただきます。T様、本当にありがとうございました。

多くの男性たちから好まれるより意中の人の心をつかみたい

 「パーソナルデザイン」のご説明の際に、「『フェミニン』タイプは日本人男性から一般的に好かれやすく、嫌われにくいタイプです。婚活パーティーなどでは真っ先に指名されるタイプであり、好まれるファッションでもあります」というようなことをお話させていただいています。

 T様は、「フェミニンタイプの女性は男性に人気があります(ただしパーソナルアクションによる)。と是非とも但し書きを付けていただきたいほど、私、モテません!」とおっしゃっていました。

 「モテる」の定義って、実はむずかしいのです。「多くの男性からちやほやされる」ことをモテる、と感じる人もいるでしょう。一方で、「自分がいいな、と思った意中の人から確実に「好き」と思われる/言われる」ことをモテる女性だと思う人もいるでしょう。

 多くの女性たちが望んでいるのは、圧倒的に後者ではないでしょうか。多くの人たちから好かれても、たった一人意中の人からは「友達としか思ってもらえない」のだとしたら・・・こんな寂しく空しいことはないですから。

 T様は、ご自身の外見と内面のギャップから醸し出される持ち味こそが個性でありOnly-one の魅力であることを、今回のP.D+P.A 4時間セッションで気づくことができました。おそらく、今後は「私、モテません」という自己イメージは変化していくのではないでしょうか。そのことを予感させるようなメッセージを頂きましたので、下記に続けてご紹介させていただきます。

人生が変わったと申し上げましたが、多少複雑な育ち方をした私にとって、自分自身を

「無理に変える必要はない」「子供なりに必死に考えた生きるための戦略」と

おっしゃっていただいたことが、どれほどありがたかったことかしれません。

 

妹も親友の一人も、それこそモテるタイプで黙っていても人が集まる状態でした。

男女問わず好かれる人気者、彼氏候補は文字どおり順番待ち(笑)。

 

彼女たちとは根本的に違う自分を情けなく思うとともに、あんな育ち方さえしなければ

という怒りの気持ちが混ざり、さらに一般的な好感度というあいまいなものの前で、

ただ途方に暮れて、さらに自分を痛めつけてきたように思うのです。

 

でも個性を肯定していただいて「これが自分」としっかりと思えるようになりました。

 

あー敬遠されてる。でも良く言えば高貴(笑)ってことだし、この人ちょっと苦手だし。

あれ?引かれた?でも失礼な言い方はしてないし、間違ったことは言ってないはず。

でも次はこういう話し方をしたら、魅力的に伝えられるかも・・

 

頭の中でそんな会話をしながら過ごしているうちに、あれからたった2か月ですが

人からなぜか褒められることが多くなりました。

 

ナチュラル系の服も「今日はこんな気分なの!」という意味不明な気迫とともに纏うと

フェミニンとは違っても、それなりに素敵風味に見えるようです。

 

同時に人を褒めることもできるようになりました。

上辺だけの感じがして、褒めることも褒められることも苦手だったのです。

 

外見は確かに大切です。でもその外見を左右するのは取換可能なファッションアイテム

ではなく取換の利かない自分自身なんですよね。

 

心からの感謝とともに_____❤ (T)