『キュート』タイプの大きな特徴としては若々しさがあります。
弾むような、キラキラっとした存在感、好奇心旺盛でチャーミングな個性。
『キュート』の持ち味は、年齢にかかわらず周囲を明るいものにします。
ところが、ことファッションに生かすとなると・・・
特に「アラフォー」世代以上の女性にとっては、悩みどころではないでしょうか。
そんなお悩みを抱えている女性たちにとっても、今日、ご紹介する女性は参考になるケースです。
『キュート』タイプはシンプルすぎると地味になってしまうのです
「アラフォー」世代のK様。コンサルティング当日の装いは、非常にシンプル&ナチュラル。大学の研究室にお勤めという、アカデミックな知的さと、さばさばした口調で飾り気のない人柄という、素敵なギャップの持ち主です。
ほとんどノーメイクにもかかわらず、とても端正なお顔立ち、そして、お写真で見ると実際の身長(154cm)よりも、背が高く見えます。この持ち味は『グレース』がMix されているからなのですね。
『キュート・ボーイッシュ』タイプのファッションについてですが、アラフォーでも、アラフィフでも、このタイプにとっては小粋さが信条。特に、ボーイッシュタイプの個性は知れば知るほど、お洒落センスの見せどころがいたるところにあります。K様の当日のファッションは、シンプル過ぎて本人の個性が生かされていません。『キュート』タイプは、そのチャーミングさと小粋な雰囲気を表現してほしい方々です。
具体的には、「柄を取り入れる」、「柄+柄もOK」、「重ね着をする」、「ヴィンテージライクを取り入れる」、「足元にインパクト」、「ファッション小物をお洒落に使う」など。小柄な方、華奢な方ほど、こうした要素をプラスしていくとセンスUpしてオシャレに見えます。
翌日、K様からご丁寧な感想が届きました!
昨日はありがとうございました。
また,素敵に撮ってくださった写真をお送りいただいてありがとうございます。
普段,自分の写真を撮ることは全くないので,私綺麗じゃないの!と見とれてしまいした(笑)♡
今回PD+PAのセッションを受けさせていただきました。
以前,PDを別のところで受けていて,その時は一目見たときからボーイッシュ,ボーイッシュ100%と言われたのですが,時間が経つとしっくりこずに合う服がわからない,,といったことになっていました。
今回,メインがボーイッシュで変わってはいないのですが,PD+PAをセットで受けたことによって大きな気づきを得られました。
何を着るかということは表面的なことではなく,どう生きたいかという本質的な問題があると思います。
私は,今の自由な感じの仕事を続けるのか,頑張ってきっちりとした仕事をした方がいいのではないかと迷っている部分が常々あり,自分がどうしていきたいのかを知ることがPD+PAを受けた上でのサブテーマだと勝手に思っていました。
セッションが終わった時は,感想が表面的で,サブにグレースなんだ〜。言われると顔立ちがグレースっぽい雰囲気もあるな〜。好きなジーンズも似合っていると言われたし良かった!PAは納得!その通りだな〜。という感じでした。
数日経って,ふと風景や会話を思い出した時に,PAで説明していただいた三つの輪(自由,愛情,地位)が意識上に上がってきて,芋づる式に自分の中で過去の出来事や今の状況に合点がいき,深いところを知ることができたのではないかと感じています。
❖過去にした選択でその後何年もその選択に悩まされたのは,自由よりも地位を優先したから。
❖結婚したら人生が終わると思っていたが,実際してみて幸せなのは2人の関係性で自由を優先できているから。
❖PAがナチュラルなので,選ぶ服が自然にナチュラルに傾倒していた。(当日着ていた服がナチュラルだとさえ理解していなかった,,,,)
❖現在の仕事をどうするのか。実は自由と地位を天秤にかけていて,多分地位を取ると後々苦しむんだろうなと過去の選択から未来を予想できた。
もし,地位を選択するなら(この選択ももちろん間違いではない),自分にとっての自由を確保しなければ苦痛でしか無くなる。
❖居心地が良かった家族,友人や人間関係は,私の自由を尊重してくれる人達,場所であったのではないか。
自分の中で,自由を一番大事にしつつも,時折地位がひょこっり出て来て,私に自由だけで大丈夫なの?
地位を求めるようなことをしなくて人として大丈夫なの?と訴えかけてくるのは,もしかすると,自分のPDのグレースの印象から心に訴えかけているのではないかと仮定すると,たまに地位を選択して苦しむのはそういうところから来ているのか・・・と考えると非常に面白いなぁと感じました。
PD+PAが全てではないと思いますが,自分のあり方を紐解くツールの一つなんだろうと思いました。
非常に楽しい時間をありがとうございました。おすすめされた「Ku:nel」と「FUDGE」を買ってみました。
ナチュラルではない服にトライしてみます! (40代・女性)
大事にしている価値観が、雰囲気として表現されます
K様、ご丁寧な感想をご送付いただきまして、ありがとうございました。今回のご感想には、「パーソナルアクション」に関する、大変重要な気づきが赤裸々に綴られており、大変貴重な思いをシェアして下さることにも、重ねて感謝いたします。
K様は、アカデミックなお仕事の背景があり、20~30代はお仕事重視で、ご自身の地位を高めるために邁進されていたのですが、そうした生き方にはおそらく深い所で疑問を持たれていたのだと思います。
ご結婚されて、精神的な安定の場を得たことも相まって、リラックスされた現在の生活では、より自分らしさを感じられているようです。K様の装いには、そんな無意識にある「自由でいる」ことの価値や喜びが、肩ひじ張らない自然体である『ナチュラル』さとして表現されていました。
『キュート・ボーイッシュ』タイプとして、似合うファッションの傾向を楽しむことは、ご自身の価値観と逆行するものではありません。むしろ、K様の場合には他所で「ボーイッシュ」100%と言われたことに、違和感を怯えていらしたわけですね。その理由が、顔立ちから醸し出される『グレース』的雰囲気と、ご自身の中の少し以前の強い思いが反映されていたこと、そこに気付かれたのは大きな収穫だったと思います。今後、より自由にファッションを楽しむきっかけになったこと、おめでとうございます♡